2019年10月19日土曜日

四谷三丁目 オットマンケバブ

四谷三丁目オットマンケバブ。ラムと牛ひき肉の串焼き(アダナケバブ)を注文。ここで他の人が食べていたのがとても美味しそうで、ずっと気になっていたメニュー。メインのケバブにグリルした野菜、ピラフとサラダ、そしてトルコの薄焼きパンが添えられている。これに肉を巻いて食べるのが通である。


これぞアダナケバブ。パンがデフォルトで付いているのが嬉しい。シェフさん曰くアダナケバブも割と店の個性が出るらしく、ここの味付けも他には無いものとの事だ。肉汁溢れるアダナケバブは素晴らしい美味しさだ。一口大に切ってパンで巻いて食べれば至福の時。パンは張り付いているので丁寧に分けよう。



そしてここで何度も書いているが、付け合わせの塩気の強いピラフが良い仕事をしている。これはオットマンケバブのバイプレーヤーである。新しくアルコールメニューが加わっていて、ゆったりと座って楽しめる店を目指しているとの事だ。また今後に向けて新しいアイデアがあるとの事で期待したい。





2019年10月14日月曜日

横浜 ザザドネルケバブ

横浜ザザドネルケバブ。横浜のケバブ屋と言うと、今はドンキの前にあるここだけである。店主曰く一番人気はサンドだが、一番のおすすめというラップを注文。ソースは甘口のマイルド。以前ソースを中辛にしたら激辛だったので今回は用心した。たっぷりのボリューム。店主がかなりの切れ者でいい味を出している。

2019年10月6日日曜日

蒲田 キッチンすみっこ

蒲田と蓮沼の間、キッチンすみっこ。ここはかつて蒲田駅前に存在した伝説のカレー屋、南蛮カレーのコックが営む、南蛮カレーの味を受け継ぐ店である。私も蒲田に行けば毎回のように行っていた。頼むのは決まってカツカレー。そのカツカレーこそが南蛮カレーの名を世に知らしめたメニューである。

かつての南蛮カレーは食券制であったのだが、皆が頼むのは決まってカツカレーであり、押すボタンの位置は同じなのである。この事に注目し、カウンター内のコックの一人が食券機を常に凝視していて、そのボタンが押された瞬間にカツを切り始め、カレーをかけ、客が席に着くと既にカツカレーがあるのだ!

在りし日の南蛮カレー
当然注文を受ける前から揚がっているわけだが、ひっきりなしにカツカレーの注文が入るので実質揚げたてである。しかも上にあった洋食屋と経営が同じとかでカツが分厚いのである。量が多く並でも普通の店なら大盛りのボリュームであった。なおたまにフェイントをして違うメニューを押す人も居たようだ。
南蛮カレーの代名詞カツカレー(大盛)

キッチンすみっこを訪れた私は迷わずカツカレーを注文した。注文したと書いたがここは食券制ではないし、当然コックのチェックも入らない。席についてからゆっくりとメニューを見ることができる。カツは注文が入ってから揚げ始める。かつての駅前のカレー屋ではなく街の「すみっこ」の洋食屋である。
しばらくしてカツカレーがやってきた。「これだよ、これ」そう心の声が聞こえてきた。楕円形の皿にご飯と左端にキャベツ、ご飯の真上に分厚いカツ、そしてカツの上から万遍なくかけられたルー。その全てがまさに南蛮カレー。当時私はカツの上からソースをかけていたが今回は敬意を表しそのままで。
美味い。多分9年ぶりの思い出がスパイスになっているとは思うけど、この味には安心する。カツの衣が取れやすいのも当時のまま。衣が取れても肉が厚いのでガッカリしない。キャベツが水っぽい。でもそれが南蛮カレーだ。当時以来の来店である事を伝えたら大変喜んでおられた。また通いたいお店である。
テーブルには南蛮カレー伝統の緑タバスコと普通のタバスコ。南蛮カレーのカウンターには何故か緑タバスコが置いてあって、辛党であればこれをかけて食べるのが通であった。

現在の南蛮カレー跡地