2020年10月28日水曜日

秋葉原 モチヅキカレー

秋葉原モチヅキカレー。ポークビンダルーHotを注文。券売機で通常のポークビンダルーを買い、上から4列目にある50円券を足すと注文できる。Hotは辛さが1~5で選べる。せっかくなので5にしようと思ったところ、5は大盛りを想定したものであり、3でもかなり辛いと店主から忠告を受けた。辛さは3が、一般に美味しさと両立する限界で、まずは2か1がいいとのこと。辛いのが好きなら、店主のおすすめは2とのことだ。私は5を思いとどまり、2にした。ポークビンダルーHotは、ポークビンダルーの上に特製の唐辛子オイルをかけてくれる。2であればスプーン2杯。辛さに応じて増減する。

この特製唐辛子オイルは、4種の唐辛子を使ったもので、唐辛子自体もわんさか入っている。唐辛子を食べると、より辛味が楽しめるとのこと。なお辛さに不足を感じる場合、5のレベルまでは足してもらうことができる。まずは1から試すのもいいかもしれない。

このポークビンダルーHotの2、店主の話通りかなり辛い。一般的には激辛の部類だろう。たくさん入っている唐辛子はヘタがなく、食べてもそこまで辛さは増さなかったけど、個体差かもしれない。この特製唐辛子オイル、辛くはあるのだが、味は美味しい。この種のものを、味に対して美味しく感じるのは珍しい。店主曰く、この特製唐辛子オイルは、辛さを増すためというのはもちろんだが、「香り」を足すということを念頭に作られているらしい。インドのビンダルーは辛いだけでなく、唐辛子から生まれる香りの美味しさが特徴なのだという。4種の唐辛子を使用というところに、そのこだわりを感じる。

この特製唐辛子オイルは、加えたほうが確実に旨味が増すのだが、トレードオフとして辛さも増すので、そこが難しいところとのこと。個人差はあるものの、辛さは1くらいが、カレーとのバランスがいいかもしれない。もっとも、今回の2もとても美味しいことは言うまでもない。



2020年10月18日日曜日

西日暮里 シルクロード

西日暮里シルクロード。西日暮里でインドカレーが食べたいということで、事前知識もなくウロウロと歩いていたところ、ひときわ派手な看板のカレー屋を発見。「カレーは別腹」、その文字から日本人がやっている変わり種のカレーライス屋かと思ったら、インド人がやっているインド料理屋であった。我々はここでカレーを食べることとした。

ここはインド料理屋には珍しい店頭で食券を買うシステムであった。したがってまず何を食べるのかを決める必要があったのだが、店頭で力強く紹介されているビリヤニに我々は注目した。ビリヤニの名前は知っていたものの、ビリヤニを食べたことがなかった我々は、まずビリヤニを注文し、もう一つカレーを注文することとした。ビリヤニは曜日ごとに種類が変わり、本来であれば訪問日はシーフードビリヤニであったのだが、伺ったところ今日はマトンビリヤニを提供しているとのことであった。カレーのほうはバターチキンカレーとガーリックナンにした。後で知ったのだが、店名は「カレーは別腹」ではなく、看板の右下に小さく書かれた「シルクロード」であった。

お目当てのマトンビリヤニ。ビリヤニは、ともすればカレーチャーハンにも見えるが、実際はインドの高級米バスマティを炊き込んだもので、特殊な調理法のため本物を提供している店はまだ少ないとのことだ。味は最高であった。骨ごと炊き込まれたマトンの旨味とスパイスがバスマティライスと渾然一体、今までに食べたことがなく表現のしようがない美味しさだ。オレンジ色のペーストは辛味が増すもので、これはビリヤニに混ぜながら食す。我々はこの後ビリヤニに傾倒していくのだが、その記念碑となる一品であった。セットでカレーの小鉢が付くのだが、これはビリヤニにかけずそのまま食べてとのことであった。

もちろんもう一つのバターチキンカレーも美味しい。辛味は強くないので、誰でも楽しめる味だと思う。

店主はビリヤニの本場、南インドはケララの出身。南インドのパンというパラタも用意している。気さくな方で色々と話しかけてくれるので、それも楽しいお店である。

秋葉原 アンテップケバブ

秋葉原アンテップケバブ。ファラフェルプレートを注文。ベジタリアンではないので肉も敷いていただいた。ご飯の横で目立つ赤いソースは辛口ソースではなくケチャップである。値段はその時々で違うかもしれないが、この内容で600円というお得感満載、美味しさも満載のひと皿である。




飯田橋 キッチンエルビ

飯田橋キッチンエルビ。飯田橋駅から大曲方面へ歩いて10分ほどの場所にある洋食屋。

ロースカツカレー。揚げたてのロースカツにゆで卵、福神漬けが添えられた、オーソドックスな見た目のカツカレー。しかしカツカレーではかなり珍しいサラサラのルーがかかっている。そのためあっさりとしていてお腹がもたれることがない。意外性のある味の一品。

日替わりメニューのハヤシライス。

定番のナポリタン。コクがありまろやかな味付けでとても美味しい。


吉祥寺 クレオパトラケバブ

吉祥寺クレオパトラケバブ。渋谷にある同名店が吉祥寺にオープンしていた。クレオパトラといえばエジプトだが、ここはスフィンクスやピラミッド等、エジプト色を強く打ち出している。この店の特徴はラム肉があること(渋谷には無い)。+50円でチキンとのMIX、+100円でラム肉にできる。

ケバブラップを肉MIXで注文。ソースはおすすめという中辛。たっぷり巻かれたケバブラップである。上にラム、下にチキンの構成。ラム肉は角切り肉が入っている。ラム肉のケバブサンド・ラップ自体かなり珍しい。ラム肉を目当てにするならここは注目である。野菜も特徴がありキュウリが入っている。

クレオパトラケバブの特徴といえば店頭に置かれた各種ホットソースである。自分でソースを取って好みに味付けして下さいというわけである。おすすめの中辛にしておきながら辛口ソースを加えるのは申し訳なかったが、気になったので試してみた。

唐辛子のペーストのようなソース。詳細が不明だがとにかく辛い。ひょっとしたらチュニジアのハリッサかもしれない。フランスではケバブソースによく用いられるそうだ。所謂ソース容器に入っているソース。サルサソースのような感じで、先程のソースに比べて辛くなく使いやすいと感じた。

以前吉祥寺でケバブを食べてから随分経ってしまった。あの時あったケバブ屋は全て無く、今は別のケバブ屋が営業している。ケバブに限った話ではないが、いつまでもその店があるわけではない。気になった店があれば今すぐにでも行かないと、二度と巡り合わせが無いかもしれない。



秋葉原 モチヅキカレー

秋葉原モチヅキカレー。末広町の喫茶店「すえひろ」の跡地に7月にオープンしたカレー屋である。外観がどことなく似ているのは、以前の店舗の良さを受け継いでいるからとのことだ。このカレー屋は気になっていた。というのも、店頭のメニュー紹介にポークビンダルーの文字があったからだ。ポークビンダルーとはインド・ゴア地方の名物料理で、かつてポルトガル領だったころに伝わったカルネ・デ・ヴィーニャ・ダリョスという豚肉料理が、インドに根付いて発展を遂げたものである。豚肉をビネガーに漬け込むことにより生まれる酸味と、香辛料の辛さが特徴のカレーである。見た目は普通のカレー屋という感じなのだが、ポークビンダルーの文字を見てしまっては、ここが只のカレー屋でないことは明らかである。こだわりを持ってカレーを作っているモチヅキカレーに足を運んだ。

ポークビンダルーを注文。入り口の券売機で食券を買い店主に渡す。席に座ってしばらく待つとカレーが出来上がるのだが、カウンターに受け取りにいくと、傍にインドのピクルス・アチャールが数種類置かれている。お好みでカレーに乗せることができる。このアチャールはらっきょうのように口直しに食べるのではなく、カレーと混ぜて食べるのがおすすめとのことだ。食べ進む途中で混ぜてみると、味に変化が出て面白いだろう。

その味は、ビネガーの爽やかさと豚肉の旨味を感じる素晴らしいカレーである。インドを感じるカレーライスである。カレー屋の多い秋葉原においても、新しいベストチョイスのひとつなのは間違いないだろう。しかし思うのは、このカレーは決して辛くはないのである。丁寧に仕込まれたカレーにアチャールと辛くないカレー、こだわりの理由があるのだろうか? 店主に話を伺った。

このポークビンダルーは店主お気に入りのカレーで、これこそがメニューに不可欠なモチヅキカレーのイチオシとのことだ。ただし酸味のある味は癖があるので、人によって好き嫌いが分かれるとのこと。ポークビンダルーをひたすら食べる人もいるし、逆に全く駄目という人もいる、それだけ個性的な魅力のあるカレーなのである。一般的に想像するインドカレーな味を所望の方には、メニューのトップにあるチキンカレーがおすすめとのことだ。

アチャールはその時々によっていろいろなものを作っているので、新しいものが加わることがある。またそのアチャールを使って新しいカレーが生まれることもある。例えばレモンのアチャールを使った期間限定のレモンチキンカレーというカレーも生まれている。

辛さに関してはカレーの重要な要素であり、美味しい辛口カレーは世界にたくさん存在している。名店の辛口カレーはとても美味しいものである。しかし辛さはまず最も目立つ味であり、カレーを印象づけてしまう味でもあるので、そうでない部分で個性を出せる味を作りたかったとのこと。辛さが苦手な方にも安心して食べてもらえる味ということである。もちろん辛党の方は居るので、テーブルの辛味スパイスを使っていただくか、ポークビンダルーにはHotオイルを使ったメニューも用意しているとのことだ。

個性とこだわりが詰まったカレーは、ぜひ一度足を運んでいただきたい、価値ある美味しさである。
店舗ホームページ


期間限定レモンチキンカレー


秋葉原 キッチンジロー

2020年9月4日訪問

秋葉原キッチンジロー外神田店。キッチンジローといえば東京の色々な所で目にする、「ここにもキッチンジローがあったんだ」という印象なのだが、なんとそのキッチンジローが2店舗を残して閉店というショッキングなニュースが飛び込んできた。私はいても立ってもいられず、キッチンジローに向かった。

実は今までキッチンジローに行ったことがないことを、ここで告白しなくてはならない。いつでも行けそうだから行かなかったのである。行けなくなると知って初めて、日常の貴重さに気付くものである。メンチかつ(メイン)とスタミナ焼き(サブ)の2品盛りを注文。どう言って注文すればいいのか悩んだ。

私を迎えてくれたのは王道のライス・豚汁に、立派に盛られた大きなメンチかつと豚肉のスタミナ焼き、そしてスパゲッティサラダとキャベツである。メニューが到着したらあとは自分の独壇場だ。メンチかつに中濃ソースを3往復、かけ過ぎないベストバランスだ。キャベツはそのままでいただくのが拘りだ。

メンチかつを箸でつかみ豪快にかぶりつく。至福の瞬間だ。流石はメンチかつとハンバーグが自慢のお店、最高に美味しいではないか!プレーンなキャベツでリセットしてからのスタミナ焼き、ライス、そしてまたメンチかつ。この完成された流れである。美味しい時をくれたキッチンジローにごちそうさま。

秋葉原 ブラウニー (BROWNIE)

しばらく休業していたブラウニーだったが、2020年の夏に復活していた。メニューに変化があり、牛すじのアジアンソースがハーフアンドハーフで選択できるようになっていた。より異なる2種を比べてみたい方には朗報だろう。

2020年の夏限定メニューだったダブルカレーごはん。このカレー、ブラウニー1番人気の牛すじカレーの上にナスとトマトのカレーがかかっている。2種のカレーが混ざっているというのは、ブラウニーの歴史の中でも初めてかもしれない。このカレーは最高に美味しい。ブラウニーのなかで最も印象的だった、あのベトナム風海老カレーに匹敵するレベルだ。だから来年の夏もぜひ提供してもらいたい一皿だ。

その他写真

2019年11月牛すじカレーのオムごはん
2019年11月牛すじチリのオムごはん
2019年12月牛すじカレーのオムごはん
2019年12月牛すじのアジアンソースごはん
2019年12月牛すじカレーごはんチーズ入り
2019年12月ブラウンソースのオムごはん
2020年5月牛すじカレーのオムごはん
2020年6月牛すじチリのオムごはん
2020年8月牛すじカレーと玉子ピラフ
2020年8月牛すじアジアンソースのオムごはん
2020年8月ハーフアンドハーフのオムごはん(カレーとチリ)
2020年8月不定期にメニューに登場するオムライス
2020年9月ハーフアンドハーフのオムごはん(カレーとブラウンソース)