ケバブ初心者講座

ケバブサンドはまだまだ未知の食べ物…。ここではケバブ初心者の方に向けて簡単にアドバイスしようと思います。

どうやって注文するの?

そこにケバブ屋があったとして、どうやって注文していいのか分からないかもしれません。基本的には店員の方に「サンドの種類」「(選べれば)肉の種類」「ソースの種類」を伝えます。調理中に順に店員の方から聞かれる場合も多いと思います。サンドを受け取ったら代金を渡せば完了です。手や口にソースが付く事があるので備え付けのティッシュがあれば何枚かもらっておきましょう。


ピタ?ラップ?

ケバブサンドの代表的な形としてピタに入ったものが思い浮かびますが、こと食べやすさという点からは初心者にはあまりお薦めできるものではありません。私も何度も具を落としています。最も食べやすいのはケバブラップのスタイルです。筒状に巻かれていて持ちやすいですし、具がはみ出てくる心配もありません。また多くのお店ではピタよりも具が多いことがほとんどです。難点としては具が多いことが場合によっては「多すぎる」こと。また値段も高い場合がほとんどです。そしてピタのように上以外が密閉されていないためソースがしみ出てくる事があります。一長一短ですが個人的にはラップは好みの食べ方です。

チキン?ビーフ?

チキンのみの店が多いですが店によってはビーフも選べます。どちらを選ぶべきかですが私であればまずチキンを選びます。これは他のチキンのみの店と比較できるからでもありますが、あくまで私の感想としてビーフが微妙な場合も多くチキンを選ぶのが無難だからです。逆に言えばビーフが美味しい店は貴重です。このブログでも幾つかビーフのレビューをしていますので是非参考にされて下さい。

ソースは?中辛?辛口?ガーリック?

大体のお店ではソースを選べます。甘口・中辛・辛口を基本にガーリックヨーグルト系を選べる場合が多いと思います。どのソースが無難かですが、私であればまずは中辛を選びます。ソース単体のインパクトだと辛口やガーリックヨーグルトの方が上なのですが、肉と合わせた場合だと中辛が一番バランスが取れることが多いように感じるからです。もっとも好みの話ですから辛党なら辛口でよいとも思います。お店によっては複数のソースをミックスできます。また私はよくやるのですが、お店の方にお薦め聞いてそれにするのも面白いですよ。

ソース無しって?

お店によってはソース無しが選択できたりそもそもソースがない場合があります。トルコではケバブにソースをかけないのが普通だそうで、その流れをくむお店はソース無しができる場合が多いようです。私は以前にこれはペルシャ料理のお店でしたがメニューにないソース無しをお願いしたところ「分かってるね!」と店員の方に言われたことがあります。しかしケバブサンドが人気の西欧ではソース有りが基本なのでどちらが正しいとは言えないようです。選択のポイントですが野菜がキャベツとトマトだけの場合は味が寂しくなるので無理にソース無しにしないのをお薦めします。バゲットに挟んだサンドだと肉がメインの場合が多いのでソース無しが良いと思います。というよりバゲットにソース有りだとソースが垂れてくるので食べ辛いというのもあります。

トッピングは?

お店によってはトッピングを追加できる場合があります。まずは基本のケバブを食べた後、好みに応じてトッピング入りを頼んでみると良いでしょう。定番はまろやかなチーズとそして辛党向けのハラペーニョです。両方入れても美味しいです。

終わりに

一口にケバブサンドと言ってもお店によって全く別物です。このページの写真だけでも色々な見た目のものがあることが分かると思います。例えば日本食で有名な「寿司」でも世界的に有名な握り寿司とちらし寿司を比べたのでは全く別物であるといえますし、さらにいなり寿司まで持ち出すと比べようがないですよね。ケバブサンドも同じでお店の方のルーツでサンドそのものが全く変わってきます。ですから本来はケバブサンドと一括りにせずに「そのお店のサンド」として見たほうがよいのかもしれません。皆さんも色々なお店を訪れてみると好みのケバブサンドが見つかると思います。