ケバブサンドとは?


日本で一般的にケバブと呼ばれるもののほとんどが「ケバブサンド」を指していると思います。ケバブサンドはケバブを野菜と共にパンに挟んだものになりますが幾つかの種類があります。ここではケバブサンドについて簡単に解説しようと思います。

※ケバブサンドの注文の仕方や選び方については「ケバブ初心者講座」をご覧ください。

ケバブの種類

ケバブ」の項目でも説明しましたが幾つかの種類があります。もっとも一般的なのは積み重ねた薄切り肉を削り落とした「ドネルケバブ」のサンドです。街中でひときわインパクトがありますし、「これぞケバブ!」という代名詞ですね。

トルコや西欧ではラムが使われますが日本ではチキンとビーフのみでラムは無いことが多いです。これは日本人がラムに慣れていないため日本にケバブを広めるための試行錯誤の結果このようになっています。ただし海外でもチキンやビーフは一般的なのでラムが無いからといって何かマイナスという事は一切ありません。

野菜

海外ではレタスや玉ねぎを中心とした野菜たっぷりのケバブサンドが多いようですが、日本ではキャベツとトマトのみの店が多いです。この辺りは好みですが、肉がメインかサンド全体として見るかの違いかなと思います。

ソース

ケバブサンドにはソースをかける事ができます。普通は甘口・中辛・辛口・ガーリックから選べる事がほとんどだと思います。実はトルコではソースは使わないのが普通ですが、ドイツやフランス等の西欧では「ソースで店を選ぶ」というケバブファンも居るらしく味の重要な決め手であるのは間違いありません。

パン

最も違いが出るのがこの部分。一般的な半円状のピタに挟んだものだけでなくフランスパンのバゲットに挟んだものまで色々あります。お店によってはパンの種類を選べるので自分の好みの組み合わせを探すのも面白いと思います。


ピタ (記事一覧)

トルコのパンの一種でピタパンとも呼ばれます。中が空洞になっていてそれを半分に切って袋状にして具を詰めます。日本で最も一般的なスタイルでケバブサンドといえばこの形だと思います。


バゲット (記事一覧)

分厚いバゲットに具を挟み豪快に食べるスタイルです。トルコでサンドと言えばこの形が一般的。フランスでも人気のようです。まさに本場の食べ方と言えるでしょう。


エキメキ (記事一覧)

トルコでのパンの総称です。厳密には上のバゲットも含みますがここでは丸いパンズについて扱います。トルコのエキメキは中はフカフカ、表面はカリッとしていてゴマが付いていることが多いです。自家製パン使用の店でよく見かけます。


ケバブラップ (記事一覧)

トルコでドゥルムと呼ばれるもの。パンにサンドするのではなくトルティーヤに具を広げ、それを巻いたものになります。フランス等の西欧で人気のスタイルで食べやすく個人的にも好きな形です。ピタよりも具を多く詰められるのでたくさん食べたい場合にも向いています。


以上ケバブサンドおよびケバブラップについて簡単に説明させていただきました。色々とバリエーションを変えて注文するのもケバブの楽しみ方の一つです。