四谷三丁目オットマンケバブ。さばサンドを注文。トルコのサンドと言えば肉を使ったケバブサンドが有名だが、魚を使ったケバブサンド、バルック・エキメキ(魚のパン)がイスタンブール名物としてまた有名なのである。使われるのは鯖、イスタンブールでよく獲れる。それをトルコパンに挟んで完成。
オットマンケバブのさばサンドはキャベツ・レタス・トマト・そしてオニオンとともに自家製パンに挟まれている。味付けは伝統的なスタイルのレモン汁。そしてここでもトルコのスパイス、スマックが使われている。メニューの写真は小さそうだが実物は違う。大きく盛られていてとても美味しそうだ。
味はどうだって?これはもう最高の美味しさである。脂の乗った鯖、食べた瞬間これは肉なのではないのかと思ってしまった程にジューシーである。さっぱりとしたレモン汁と酸味のあるスマック、そしてオリーブオイルの味わいが自家製パンと混然一体、ケバブ界最高レベルのサンドが見事に彷彿している。
今まで食べてきた鯖サンドは、正直に申し上げると「鯖を挟んだサンド」という感じでどこか
まとまりに欠ける感があって、イスタンブールで人気の味とは思えなかったのだけど、今日食べるのはまさしく「鯖サンド」であって全く別のサンドといって差し障りない。初めてここに来た時以来の感動がある。
食後のホット紅茶。砂糖は少しだけ入れるか全く入れないのがシェフさんのお気に入りらしい。また新たにアルコール類の提供を始めたとの事であった。