トルコのケバブ屋ではマシンも使われている

あのグルグルと回っているケバブといえば焼けたところをナイフで削り落とすパフォーマンスも見ものだが、本場トルコのケバブ屋ではその工程を全自動で行うマシンがあるという。トルコ人シェフに話を伺った…

全自動でケバブを削るマシンが存在する

トルコのドネルケバブ人気は凄まじく、非常に大きな肉の塊はすぐに注文で削られて小さくなっていく。このためケバブを削る労力も無視できないほど大きなもので、それを軽減するために専用のマシンが開発された。ドネルケバブの手前に垂直方向に動くカッターを用意し、それが上下に動き続けることで肉を削る。このマシンは高価なため小さな店舗が気軽に導入できるものではない。日本ではケバブのイベントでエフェケバブが使っていたように記憶している(店舗では使っていない)。

ドネルケバブ工場では大量のケバブマシンが並び削り続けている

ケバブの本場トルコではスーパーでもドネルケバブの肉が売られている。便利なパック済みの削られたドネルケバブ肉が売られているのだ。それはどのように作られているのか?以下の動画を見てほしい。すごい光景だ。




焼き立てのドネルケバブが次々と削られていき、ベルトコンベアで運ばれてパックされていく。これがドネルケバブ肉の完成品としてスーパーに並ぶのである。何より驚くのは本当に忠実にドネルケバブを作っていることだろう。小さく切られた肉が入った「ドネルケバブ風の肉」ではなく、専用のマシンを導入し誰に見せるわけでもなく本当にグルグルと回して削られた本物のドネルケバブ肉である。まさにケバブには妥協しないトルコ人の職人魂を垣間見た気がした。